沖縄の平成22年3月中学校卒業者の高等学校等進学率は、全国平均98%に対し、
94.3%と、全国ワーストとなっており、男女別に見ても共に最下位です。
また、同じく平成22年3月高等学校卒業者の大学等進学率は、全国平均54.3%に対し、36.6%と、
こちらも全国ワーストとなっています。
(文部科学省「平成22年度学校基本調査」参照)
進学率の低さは、学力的な部分だけでなく、経済的な理由など様々な要因があるので一概には言えませんが、
沖縄県の小中学校の学力は全国平均を下回っているという事実もあり、
本土と比較すると、進学する環境としては決して恵まれてはいないという側面も確かにあります。
離島などでは、小中学校までしかなく、高校へ通う場合には、大きな島へ移り住んで通います。
通う高校に寮があれば寮から通うことになり、なければ親戚等の家に寄宿するか、
アパートを借りる等して通うことになります。
教育熱心でお子様の進学に力を入れている親御さんにとっては、物足りなさを感じ、不安に思うかもしれません。
一方で自然に囲まれた離島などの環境は、子どもの好奇心を育て、のびのび育てることが出来ます。
何に価値を見出すかによって教育事情は変わってくるので、移住前にしっかりと自身の価値観を見つめ、
どのタイミングで移住をするかを判断することも大切です。