必要な費用ってどれくらい?

費用と一口で言っても、様々な条件によって掛かる費用が変わってきます。
例えば、賃貸住宅に住むのか、持ち家を持つのか、荷物をどの程度運ぶのか、現地で何を調達するのかなどの移住の仕方や、 単身か、夫婦だけか、子どもがいるのか、ペットがいるのかなどの家族構成などで変わります。
いずれにしても、少なくとも数十万~数百万円以上の大きな費用が掛かりますので、まずはしっかりと細かい計画を立て、 様々な費用を試算した後、移住をするかどうか決めたほうが良さそうです。
参考までに、想定される様々な費用の一例を下記に記載します。

引越し費用

言わずもがな、引越し費用については、現在住んでいる場所と持っていく荷物の量、 沖縄に着いてから新居までの距離、依頼する引越し業者などによって金額はまちまちです。
単身者が身一つで手荷物と宅配便を利用する程度の量の荷物であれば、飛行機代とあわせても数万円程度で済むかもしれませんが、 4人家族で家財道具ごと引っ越すとなれば、引越し代だけでも数十万~百数十万円くらいの大きな費用が掛かります。
そして、家族4人の飛行機代が、例えば羽田~那覇間で安くても4~10万円程度別途掛かってしまいます。
さらに自家用車を持っていくとなれば、大きさによりますが、別途数万円~十数万円程度の費用が必要となります。
まずは、持っていくもの、持って行かずに人にあげたり処分したりするものを整理した上で、引越し業者に見積もりをお願いしましょう。
その際、処分するものの処分費(粗大ゴミ処理費、家電リサイクル費等)、 現地で再購入する家具や家電の費用を、あらかじめ見積もっておきましょう。
場合によっては処分せずに持っていった方が良い場合があるかもしれません。
引越し業者への見積もり依頼は、一括見積もりが出来るサイト(ホームページ)などがありますので、そちらを利用するのも良いでしょう。
様々な費用の見積もりが揃ったら、自分にとって最適な引越しプランを組み立てましょう。もちろん掛かる費用は引越しだけではありませんので、 それ以外の様々な費用もしっかり見積もった上で、どういう形で引越しをするのか最終判断をしましょう。

引越し業者の比較や車両輸送について

引越し比較.com
※車の輸送については、検索エンジンで、「沖縄 車両輸送」などで調べると便利です。

住居

住居については、賃貸住宅にするのか、持ち家にするのか、借りる部屋の大きさ、 借りる場所(どの市町村か、市街地か郊外か)によって費用が異なります。
まず持ち家ですが、沖縄には殆んど建売住宅はありません。
新築を求めるならば、土地を買って家を新築するか、分譲マンションを購入するかが現実的です。
その為、費用はそれなりに大きく掛かります。費用を抑えるならば、中古の一戸建てやマンションを検討する方が良さそうです。
具体的な価格については、様々な条件により異なりますので、不動産業者のサイトなどで確認するのが良いでしょう。
(ポータルサイトより現地の不動産サイトの方が情報が豊富です。)
賃貸住宅の場合は、家賃5万円くらいの物件ならば、敷金・礼金・1か月分の家賃、仲介手数料など、 諸々の費用で二十数万円くらいは見ておいた方が良いでしょう。
沖縄の賃貸住宅は、比較的家賃が安く、那覇市であっても単身向け物件であれば5万円以下、 家族向けであっても5~6万円代くらいの物件が結構あります。
また、住居費ではありませんが、住居を探すにあたり、現地まで物件を見に行くことが何度かあるようであれば、 その際の交通費や宿泊費なども考慮しておきましょう。

新築住宅の取得や賃貸住宅について
当座の生活費

移住してすぐに仕事があり、収入が見込めているのであれば良いのですが、 そうでないならば、収入を得るまでの期間をしのぐ現金や預貯金が必要です。
健康保険や税金、家賃や光熱費、食費などの1ヶ月あたりの必要生活費をしっかり計算し、 最低でも6ヶ月~1年くらいは無収入でも生活出来るだけの現金や預貯金があった方が良いでしょう。
特に、一家で移住して簡単に本土へ戻れない方などは、出きるだけ多くの現金や預貯金のストックを作ってから移住をする事が重要です。
また、ストックが少ないうちは、移住計画を遅らせる決断をする事も大切です。

その他

まとまった大きな費用は上記の引越しと住居、当座の生活費だと思いますが、それ以外にも何かとお金は掛かります。
車を持ってきた場合には駐車場代や塩害対策のためのコーティング代、車庫証明の取得費などが掛かりますし、 家具や家電を現地で買う場合には、それらの購入費が掛かります。
エアコンなどを持ち込んだ場合には、車同様塩害対策や、ヤモリが室外機に入り込んで基盤がショートする事を防ぐ 「ヤモリガード」などの対策が必要となります。
ヤモリ対策が出来ない場合で、もしエアコンがヤモリによって壊れてしまった場合、1~3万円程度の修理費が掛かります。 日用雑貨や寝具、カーテンなども持ってきていない場合は現地で買わなければなりません。
ほとんどの家具や生活用品を引越し荷物で送った場合、それらの荷物が到着するまで数日かかるので、 荷物到着までの間、先に飛行機で現地に着いている人間は、ホテルなどの宿泊施設で過ごす事になり、それらの費用が掛かります。
荷物が片付き生活が安定するまでは、何かと外食や出来合いの食事で済ませる事も多いので、そういった費用も考慮しておいた方が良さそうです。
ご近所への挨拶をする際に持参する手土産代など、細かく考えていけば、結構出費がありますので、しっかりと計画を立て準備をしましょう。

自動車の塩害対策について
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